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「食事制限や運動を頑張ってもなかなか体重が減らない…」
そんな悩みを抱える方から注目されているのが、週1回の自己注射で体重減少をサポートするマンジャロ(チルゼパチド)です。
近年はオンライン診療を利用することで、通院せずに自宅で診察から薬の受け取りまで完結できるサービスが増え、価格や利便性の面でも選択肢が広がっています。
この記事では、マンジャロを安く購入できるおすすめオンラインクリニック7院の料金や特徴を徹底比較。費用だけでなく、診察体制や配送方法、サポート内容の違いも解説するので、自分のライフスタイルに合ったクリニック選びの参考にしてください。
マンジャロが安いオンライン診療クリニック7選
しかし、社会人など平日だと病院に通えない方もいますし、マンジャロは健康保険が使えないためコストがかかります。そこでおすすめなのが、通院の手間がいらずリーズナブルに購入できるオンラインクリニックなのです。
マンジャロを処方してもらえるオンラインクリニックの料金比較、そしてコスパの良さや診療の評判をもとに、おすすめしたいクリニックをご紹介しますので、参考にしてください。
マンジャロ2.5mg ×4本の料金 | マンジャロ5mg×4本の料金 | 診察料 | 送料 | |
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クリニックフォア | 22,115円~※ (2ヶ月目以降:27,115円~) |
46,640円~ | 無料※2 | 550円~1,100円 |
イースト駅前クリニック | 21,945円~ (2ヶ月目以降:24,400円~) |
47,215円~ | 無料 | 500円~1,000円 ※15,000円以上で送料無料 |
スマルナ | 26,900円~ (2ヶ月目以降:30,900円~) |
53,900円~ | 無料 | 550円 |
レバクリ | 26,433円~ (2ヶ月目以降:31,433円~) |
49,439円~ (2ヶ月目以降:54,439円~) |
無料 | 550円 |
DMMオンラインクリニック | 30,900円~ | 53,900円~ | 無料 | 550円(クール便:0円) |
elife | 29,980円~ | 53,980円~ | 無料 | 無料 |
デジクリ | 27,500円~ | 54,780円~ | 1,650円 | 通常配送:550円 クール宅急便:1,100円 |
※マンジャロ皮下注2.5mgアテオス1ヶ月定期(4本)の決済時に「INJE5000」を入力した場合の金額
※2 お薬の処方がない場合、診察料1,650円がかかります。
クリニックフォア
1ヶ月あたりの料金 | マンジャロ2.5mg:初回22,115円(以降:27,115円) ┗1ヶ月定期(4本)の決済時にクーポン「INJE5000」を入力した場合 マンジャロ5.0mg×4本:46,640円~ |
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初診・診察料 | 0円 ※お薬の処方がない場合は診察料が1650円かかります |
送料 | 550円/注射薬の場合1,100円 |
診療時間 | 7時~24時 ※土日祝日をはじめ日によって異なる場合があります。 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・デビットカード決済 ・GMO後払い ・代金引換 ・Amazon pay ・Paidy |
- 診療実績が豊富で顧客満足度も非常に高い
- オンライン診療で自宅にいながら医療ダイエットができる
- 2.5mg→5.0mgの自動切り替えプランがコスパ良し
- 支払い方法が豊富で便利
- 利便性・コスパ・サービスに優れたクリニック
クリニックフォアグループは、診療実績が豊富な総合美容クリニックです。全国で10院以上あるため対面診療も可能ですが、エリア外の方や普段忙しい社会人の方でも、オンライン診療を活用してマンジャロを処方してもらうことが可能です。
実際にオンライン診療を受けた方の口コミでは、「なぜマンジャロが良いのか」「他の薬との違いやメリット・デメリット」など、詳しく説明してくれて安心できたという内容が多かったです。口コミでの評判も、上々ですね!
マンジャロの含有量は、2.5mg・5.0mg・7.5mg・10mgがあり、2.5mg→5.0mgの自動切り替えプランも用意されています。

マンジャロは2.5mgからスタートし、副作用が確認されなければ5.0mgに増やすのが一般的です。その流れを自動的に切り替えてくれるため、手続きの手間が必要ありません。
料金に関しては、マンジャロ2.5mgと5.0㎎のどちらも相場より安くてコスパに優れており、クリニックの信頼性や自由度の高さ、支払い方法の豊富さなどを考えると非常にバランスの取れたクリニックと言えるでしょう。
イースト駅前クリニック
1ヶ月あたりの料金 | マンジャロ2.5mg×4本:21,945円~ マンジャロ5.0mg×4本:47,215円~ マンジャロ7.5mg×4本:64,790円~ ※LINE友だち限定プランでさらに安くなる |
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初診・診察料 | 無料 |
送料 | クレジット決済の場合:お薬代+500円 商品代引きの場合:お薬代+1,000円 ※15,000円以上で送料無料 |
診療時間 | 水~金:10:00~14:30/15:30~19:00 土・日・祝日:10:00~18:00 休診日:月曜・火曜 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・代金引換 |
- マンジャロ2.5㎎の価格がとくに安い
- 診療実績300万人を突破した信頼性の高さ
- 最短当日配送ですぐに使える+匿名配送なのでバレにくい
- LINE友だちになることで通常より安く購入可能
- マンジャロ3ヶ月トライアルプランあり
イースト駅前クリニックは、今年で開業15周年を迎えた総合美容クリニックです。診察実績は300万人を突破しており、女性専門クリニックだからダイエットに関しても相談しやすい環境が整えられています。
マンジャロは2.5mg/5.0mg/7.5mgの3種類で少なめですが、基本的には5.0mgで進めることが多いため大きな問題はないでしょう。もし何かトラブルや疑問が出た場合でも、専門医師による徹底したアフターフォローがあるため効率良くダイエットしていくことができます。
マンジャロを購入する際には、通常プラン(1ヶ月or3ヶ月)とLINE友だち限定プラン(1ヶ月or3ヶ月)があります。LINE友だち限定プランの方が1ヶ月あたり500~700円ほど安く、1ヶ月プランだと2,000円の差があるほどです。そのため、コスパを抑えるならLINE友だちになることをおすすめします。
イースト駅前クリニックでは、他のクリニックでは珍しい「3ヶ月トライアルセット」も導入しています。1ヶ月目は2.5mgで2・3ヶ月目は5.0mgのマンジャロを試すことができ、マンジャロとの相性やダイエット効果を知ることができるでしょう。こちらもLINE友だち限定プランの方が安いです。
スマルナ
1ヶ月あたりの料金 | マンジャロ2.5mg×4本:30,900円~ マンジャロ5.0mg×4本:53,900円~ マンジャロ10mg×4本:93,940円~ |
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初診・診察料 | 無料 |
送料 | 550円 |
診療時間 | 24時間365日 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・atone 翌月払い(コンビニ/口座振替) |
- オンライン診療後、最短翌日には薬が送られてくる
- 24時間365日いつでも診察予約できる
- 問診から薬の処方までが非常にスムーズ
- 購入手続きの更新がいらない定期便がおすすめ
- クーポンコードを入力することで初月のみ4,000円OFF
スマルナは、患者と医師をつなげるコミュニケーションシステムを提供している業者です。スマホを使って医師の診断を受けることができ、薬の処方まで対応してくれます。オンライン診療を受診してから最短翌日にはマンジャロが届くため、すぐにでもダイエットを始めることができます。
初診からオンライン診療を利用可能で、24時間365日いつでもWEBから予約できます。5~7分程度の問診を受けた後に医師が薬を提案してくれますので、初めての方でも難しいことはありません。何か分からないことがあっても、専門医が丁寧に解答してくれます。
購入プランは「定期便」「単発購入」「まとめ買い」があり、最もお得なのは3ヶ月分のまとめ買いになります。しかし、定期便との金額差はほとんどなく、購入手続きの手間などを考えると定期便が最もおすすめの購入プランと言えるでしょう。
現在、決済時に「MNJ4000」というコードを入力することで、マンジャロを含む全プランを割引料金で購入できます。マンジャロ2.5mgが初月のみ26,900円となりますので、通常料金30,900円よりも4,000円安く始めることができるのです。購入ページは指定されていますので、忘れないようにしましょう。
レバクリ
1ヶ月あたりの料金 | マンジャロ2.5mg×4本:26,433円~(2ヶ月目以降:31,433円~) マンジャロ5.0mg×4本:49,439円~(2ヶ月目以降:54,439円~) マンジャロ10mg×4本:89,482円~(2ヶ月目以降:94,482円~) |
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初診・診察料 | 無料 |
送料 | 550円 |
診療時間 | 24時間365日 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・代金引換 |
- 診察満足度95%のオンラインクリニック
- 24時間365日対応なので社会人でも気軽に予約可能
- プライバシー配慮に強いこだわりがある
- 手続きの手間や価格面を考えると定期便が楽でおすすめ
- 今なら初月5,000円OFFの料金で始められる
レバクリは、診察満足度95%・合計処方数650万錠以上という実績のあるオンラインクリニックです。24時間365日いつでも診療予約を行っており、当日でも枠があれば予約できます。日中だと時間確保が難しい社会人でも、土日祝日や深夜を活用して気軽に予約できるでしょう。
プライバシー配慮にも力を入れており、パッケージで中身が分からないようにクリニック名などで送ることはありません。もし同居人が開封する恐れがある方は、郵便局留めやコンビニ受取、はこぽす(日本郵便の宅配ロッカー)などを指定することもできますよ。
購入プランは4本・8本・12本のセット購入と、1ヶ月ごとの定期便が用意されています。最もコスパ面で優れているのは12本のセット購入ですが、定期便と100~300円ほどの差しかないため手間を省きたい方は定期便を選ぶと良いでしょう。
2025年7月時点では、当該ページからオンライン診療することでマンジャロの各プランを5,000円OFFの状態にして購入できます。例えば、マンジャロ5.0mg定期便の定価は54,439円ですが、初月に限り49,439円で購入することができるのです。
DMMオンラインクリニック
1ヶ月あたりの料金 | マンジャロ2.5mg×4本:30,900円~ マンジャロ5.0mg×4本:53,900円~ マンジャロ10mg×4本:93,940円~ |
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初診・診察料 | 無料 |
送料 | 550円(クール宅急便:0円) |
診療時間 | 24時間365日 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・DMMポイント ・Pay Pay |
- 提携先医療機関がカウンセリングしてくれる
- 24時間365日いつでも診療予約ができる
- 初めてのオンライン診療でも分かりやすいフロー
- らくらく定期便が手間も少なくておすすめ
- DMMポイントを活用したい方にもおすすめ
DMMオンラインクリニックは、DMMが提供している総合オンラインクリニックです。全国どこからでも診察を受けることができ、予約枠さえあれば当日予約にも対応しています。24時間365日いつでも予約できますので、平日だと時間がない社会人でも安心して予約できるのは大きな強みです。
診療自体はDMMの提携先医療機関が行いますので、メディカルダイエットのことやマンジャロのことで不安なことがあれば何でも質問してみましょう。診察自体も難しいことはなく、ビデオ通話でヒアリング・カウンセリングを行い、その後処方するマンジャロの提案をしてくれますよ。
購入プランは「らくらく定期便(1ヶ月)」と、「まとめ買い(2ヶ月分・3ヶ月分)」があります。1ヶ月あたりのコスパは3ヶ月分のまとめ買いがお得ですが、数百円しか変わらないためらくらく定期便がおすすめです。薬がなくなる頃に自動決済+配送してくれますので、自分で手続きする手間が一切いりません。
支払い方法はクレジットカード決済の他に、利用者が増加しているPay Payに対応している点は高評価です。DMMポイントは貯めることも支払うこともできますので、他のDMMサービスを利用している方はDMMポイントの運用もできるためおすすめです。
elife
1ヶ月あたりの料金 | マンジャロ2.5mg×4本:29,980円~ マンジャロ5.0mg×4本:53,980円~ |
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初診・診察料 | 無料 |
送料 | 無料 |
診療時間 | 午前7時~午後11時半 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 |
- 220,000件以上の方が利用しているオンラインクリニック
- 診療時間が午前7時~午後11時半までと長い
- かかる料金は診察代のみ(相談含む)
- キャンペーン価格で購入することができる
- 何かトラブルがあっても24時間体制でサポートしてくれる
elifeは、これまでに220,000件以上の診療実績があるオンラインクリニックです。初診からオンライン診療を利用することができ、診療時間も午前7時~午後11時半と長めに設定されています。そのため、仕事が終わって帰宅してからでも予約を入れやすいです。
診察料は初診・再診ともに無料で、送料も全国一律無料となっています。どちらも無料なのは珍しく、薬代も安いため総合的なコスパは非常に良いと言えるでしょう。もしマンジャロ使用中に気分が悪くなったり、質問したいことがあればLINEにて24時間無料サポートを行っていますよ。
購入プランは定期便のみとなっており、「1ヶ月ごと・3ヶ月ごと・6ヶ月ごと」から選ぶことができます。後半になるにつれて1ヶ月あたりの料金は安くなりますが、1回に支払う料金が大きくなってしまうため基本的には1ヶ月ごとの定期便をおすすめしています。
割引キャンペーンも実施しており、診療予約時のチェックアウトページにてプロモコード「diet5000」と記入しましょう。対象商品が5,000円OFFの状態で購入でき、マンジャロであれば1本あたり7,495円で始めることができるのです(2.5mg4本/1ヶ月定期便の場合)。
デジクリ
1ヶ月あたりの料金 | マンジャロ2.5mg×4本:27,500円~ マンジャロ5.0mg×4本:54,780円~ |
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初診・診察料 | 1,650円 |
送料 | 通常配送:550円 クール宅急便:1,100円 |
診療時間 | 24時間365日 |
支払い方法 | ・クレジットカード決済 ・デビットカード決済 ・コンビニ後払い(NP後払い) ・代金引換 ・医療ローン(メディカルローン) |
- 24時間いつでも診療予約ができる
- 専門医師や医療チームによる丁寧なサポート
- クール宅急便が他のクリニックよりも安い
- 副作用治療セットをあらかじめ購入できる
- 1ヶ月あたりの料金で考えると良コスパ
デジクリは、24時間365日の診療に対応しているオンラインクリニックです。メディカルダイエットの専門医・医療チームが最初から最後までサポートしてくれますので、効率良くダイエットを進めることができます。医師との診察後、最短当日に発送されるため翌日からダイエットを始められるチャンスです。
初診料として1,650円(再診料:無料)はかかってしまいますが、配送料は全国一律550円なので相場内と言えるでしょう。クール宅急便の場合、他のクリニックでは2,200円しますが、デジクリでは半額の1,100円で依頼できます。安く品質維持したい方は、デジクリを検討してみると良いでしょう。
マンジャロは2.5mgと5.0mgの2種類しかありませんが、費用相場を考えると1ヶ月あたりの料金はリーズナブルな部類に入ります。支払い方法も豊富にあり、コンビニ後払いや医療ローンを使うことで6ヶ月定期・12ヶ月定期も選択しやすいです。
マンジャロは薬のため、副作用が発現する可能性があります。デジクリでは、メディカルダイエットで起こる可能性が高い副作用に対して効果を発揮する「副作用治療セット」の提供もしているのです。コース料金+3,300円かかってしまいますが、あらかじめ用意できるため安心してダイエット治療を進められます。
マンジャロの効果と副作用について
ここからは、マンジャロにどのようなダイエット効果があるのか、そして使っていくことで考えられる副作用について解説していきます。
マンジャロの働き
マンジャロの働きを解説するには、まず「血糖値」について知っておく必要があります。
◆血糖値とは
血糖値とは、グルコースが血液の中にどのくらい含まれているかを表す数値のことです。摂取した糖分は消化吸収を経てブドウ糖に変わり、血流に乗ってエネルギーとして変換されます。本来、食後に血糖値が上昇したとしても、膵臓からインスリンが分泌されるため血糖値はコントロールされるのです。
しかし、このインスリンの分泌量が少ないと血糖値は上昇したままになります。高血糖状態が続くとインスリンの分泌量が減るだけでなく、消費されなかった糖分が脂肪として体内に蓄積されるようになるのです。体重増加の原因に加えて、さまざまな症状を発症する可能性が高まります。
マンジャロの主な効果は血糖値コントロール
マンジャロは、消化管ホルモンに対して作用するGLP-1受容体作動薬ですので、食後にインスリンを分泌するよう働きかけてくれます。
これにより急激な血糖値上昇を抑え、肝臓で作られる糖をも抑えることができるのです。つまり、血糖値が正常になるようコントロールしてくれるのがマンジャロの主な働きと言えます。
期待できるダイエット効果
マンジャロの働きを活用することで、以下のようなダイエット効果に期待できます。
・食欲の抑制
マンジャロにはインクレチンと呼ばれる消化管ホルモンが配合されており、インスリンの分泌促進作用の他に「満腹中枢に働きかける」という効果に期待できます。それにより満腹感が生まれ、通常よりも少ない食事量で満足できるようになるのです。
さらに、胃の働きも抑制されるため消化速度も遅くなります。満腹感を感じやすく、食欲を感じにくい状態になりますので、結果的に体重が徐々に落ちていくのです。自ら我慢する必要がないため、暴飲暴食気味の方や、ちょっとした間食が止められない方におすすめと言えるでしょう。
・体重の減少
体内に存在する褐色脂肪細胞と、白色脂肪細胞は肥満に大きな影響を与えていると考えられています。
褐色脂肪細胞は鎖骨や胸に多く見られ、脂肪を燃焼させることで熱を生産する力があります。つまり、褐色脂肪細胞が多くあれば肥満の治療・予防に役立つとされているのです。
一方の白色脂肪細胞は内蔵や皮下に多く見られ、余分なエネルギーを蓄積させる力があります。
GLP-1受容体作動薬には体内の代謝向上効果にも期待されており、白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変化させる作用があると考えられています。つまり、褐色脂肪細胞が増えて脂肪が分解されやすい環境になって体重の減少に期待できるのです。
効果が出るまでの期間
マンジャロには、脂肪吸引のような目に見えて分かる即効性はありません。
効果を実感するには、定期的な服薬が必要になるでしょう。ここでは、そんなマンジャロ服薬からどのようなプロセスで体重が減っていくのか解説していきます。
- 食欲低下や満腹感を実感する:服薬から数週間後
- HbA1c値の低下:3~6ヶ月後
- 体重の減少:3~6ヶ月後
服薬を始めてから数週間ほどで、食欲低下や満腹感を感じることが増えてきます。少しずつ食事量が減り、3ヶ月もするとHbA1c値の低下と体重の減少を実感するでしょう。前述した通り効果の感じ方は個人差があるため、すぐにでも効果を実感する方もいれば、3ヶ月以上かかる方もいます。
効果の持続時間について
マンジャロは、1回の投与で1週間ほど効果が持続すると言われています(個人差あり)。
投薬初日~3日まで最も効果を実感し、5~6日にもなると効果が薄くなったと実感することが多いようです。そのため、投与する曜日を固定することで効果が持続していることを実感しやすいですね。
マンジャロの副作用
5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | |
---|---|---|---|
循環器 | – | – | 心拍数増加、低血圧、血圧低下 |
消化器 | 悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退 | 腹部膨満、胃食道逆流性疾患、おくび | 鼓腸 |
肝胆道 | – | – | 胆石症 |
眼 | 糖尿病網膜症 | ||
注射部位 | – | 注射部位反応(紅斑、そう痒感、疼痛、腫脹等) | – |
免疫系 | – | – | 過敏症(湿疹、発疹、そう痒性皮疹等) |
精神神経系 | – | – | 味覚不全、異常感覚 |
臨床検査 | – | 膵アミラーゼ増加、リパーゼ増加、体重減少 | – |
その他 | – | 疲労 | – |
・急性膵炎:激しい腹痛と共に嘔吐を伴うことが多い。発熱や上腹部の痛みを感じた場合、急性膵炎の可能性が考えられる。
・胆のう異常:胆石症や胆管炎、胆のう炎が考えられる。皮膚や白目が黄色になる、発熱、上腹部の痛みを感じたら注意。
【使用禁忌】
・飲食物に対してアレルギー症状が出たことがある方
・過去に膵炎になったことのある方
・重度の胃腸障害がある方
・甲状腺髄様癌の既往歴または家族歴がある方
・妊娠、もしくは妊娠の可能性がある方
など
上記のような方は、マンジャロの処方が認められない場合や、注意しながら使用することを指示されることがあります。
もし上記のような可能性があるなら、診察時には隠さず伝えましょう。隠したまま使ってしまうと、重篤な副作用が発現してしまう可能性が高まります。
低血糖症には注意が必要です
マンジャロで効率良くダイエットしていくためには、マンジャロの適切な使い方と生活環境の改善が必要です。いくらマンジャロが血糖値をコントロールしてくれるとは言え、暴飲暴食しつつ運動をまったくしない生活では大きな効果は感じられないでしょう。
そのため、マンジャロ利用を機に食事制限や適度な運動を始める方もいますが、中には極端な食事制限をしてしまう方がいます。そうなると血糖値が下がりすぎてしまい、低血糖症状が現れる可能性があるのです。
【低血糖症の主な症状】
・冷や汗や血の気が引く感覚が増える
・手足が震え始める
・意識障害が現れる
・倦怠感や強い空腹感に見舞われる
など
少しでも上記のような症状を感じたら、すぐにでも砂糖や糖分の多いものを摂取するようにしましょう。
家族や周りの人にマンジャロを使ってダイエットしていること、「低血糖症になるかもしれない」というリスクを伝え、症状が出た際にすぐにでも糖分を摂らせてもらえるようなサポートをお願いしておくと安心です。
マンジャロとその他のGLP-1受容体作動薬の違い
メディカルダイエットで使用する治療薬は複数あり、注射タイプだとマンジャロの他に「サクセンダ」「オゼンピック」を利用することが多いです。これらもGLP-1受容体作動薬なのですが、マンジャロとどのような違いがあるのか見ていきましょう。
マンジャロ | サクセンダ | オゼンピック | |
---|---|---|---|
作用する受容体 | チルゼパチド (GIP/GLP-1デュアル作動薬) |
リラグルチド (GLP-1受容体作動薬) |
セマグルチド (GLP-1受容体作動薬) |
投与回数 | 1週間に1回 | 毎日 | 1週間に1回 |
効果 | 高い | やや高い | やや高い |
投与量の調整 | 指示された量が入った注射を使用 | 自分で指示された量を設定する | 自分で指示された量を設定する |
お薬代(1ヶ月分)※ | 30,800円~ | 13,600円~ | 23,833円~ |
主な副作用 | 悪心、嘔吐、下痢、食欲減退など | 吐き気、嘔吐、めまいなど | 吐き気、下痢、嘔吐など |
※マンジャロ・オゼンピックは「スマルナ」、サクセンダは「フィットクリニック」の価格を参考にしています。
マンジャロは投与回数が週1回で済む
GLP-1受容体作動薬は、薬剤ごとに投与回数や自己管理の手間が大きく異なります。
例えば、マンジャロやオゼンピックは週1回の注射で済むため、忙しい方や注射が苦手な方でも続けやすいのが特徴です。
一方で、サクセンダは毎日1回の自己注射が必要となり、体重変化をこまめに確認しながら少しずつ量を調整できるメリットがありますが、注射回数が多い分だけ手間や心理的負担を感じる人もいます。
このように、「効果の強さ」だけでなく「投与回数や管理のしやすさ」も考慮して、自分のライフスタイルに合った薬剤を選ぶことが重要です。
痛みを抑えたいならオゼンピック
オゼンピックは、国内で承認されている肥満症治療薬「ウゴービ」と同じ成分が含まれたGLP-1受容体作動薬です。重篤な副作用の発現リスクが低く、針が極細のため注入時に痛みを感じにくいのがメリットです。注入も1週間に1回のためストレスも感じにくいでしょう。
ダイエット効果は、サクセンダと同様に緩やかなタイプです。使用する度に針の交換が必要というデメリットがあり、交換時に刺さってしまう危険性もあります。安全性と痛みの少なさを優先するなら、オゼンピックがおすすめと言えるでしょう。
マンジャロは1週間に1回、自己注射する
ここからは、マンジャロの使い方・注射の使い方について解説していきます。基本的な流れとしては、「週に1回、同じ曜日に皮下注射(腹部・大腿部・上腕部)する」といった感じです。では、もう少し詳しく見ていきましょう。
マンジャロの打ち方
- 手を洗い、投与部位をアルコール消毒して清潔にする
- 灰色のキャップを真っすぐに引っ張って外す
- 底面を注射部位にあてたままロックを解除する
- 注入ボタンを押すと1回目の「カチッ」で注入が開始され、2回目の「カチッ」で終了
- 投与が終了したらマンジャロを皮膚から離す
- 使い終わったマンジャロは医療廃棄物になるため、医師の指示に従って処理
【打つ部位】
・腹部:へその周囲は避けるようにして、指2本以上離れた部分にする
・大腿部:膝と股の間のやわらかい部分にする
・上腕部:他の人に打ってもらう場合におすすめ
基本的にはこのような流れになりますが、「自分で打って痛くないの?」という質問が多く寄せられます。針を刺すためチクッとしますが、極細のため痛みを感じにくい設計にはなっています。不安な方は、注射前に部位を冷やすことで痛みを軽減させることもできますよ。
効果が感じられない場合は?
マンジャロを服薬しているのに、まったく効果を感じられないという方も一定数います。効果の感じ方は個人差がありますが、もしかしたら適切な服薬法でないかもしれません。以下のことに注意しながら、一度自分の状況を確認してみましょう。
・長期的な治療継続が必要
マンジャロの効果を実感するためには最低でも数週間かかりますので、1~2回程度の投薬では効果を感じられないことも多いです。マンジャロは1週間に1回、同じ曜日に注入することが大事になります。効果を実感できなかったからといって、途中で打つのを止めてしまうのはNGです。
・用法用量が間違っている
マンジャロは、医師の指示に従って適切かつ用法用量を守って投与する必要があります。初期で起こりやすいミスが、投与量が適切でないというケースです。マンジャロの注入ボタンを押したら、2回「カチッ」となるまでは皮膚から離さないようにしましょう。もし音を聞き逃した場合は、注入ボタンを押してから最低でも10秒ほど皮膚にあてておくと良いです。
・マンジャロはダイエットをサポートする治療薬
マンジャロは血糖値コントロールや食欲減退効果に期待できますが、あくまでダイエットの補助機能としての意味合いが強いです。つまり、マンジャロを投与した前と後の生活環境がまったく同じであれば、ダイエット効果を実感することは少ないでしょう。
マンジャロの効果を最大限に発揮するためには、バランスの良い食事と適度な運動が必要になります。摂取カロリーよりも消費カロリーを多くし、脂肪自体を減らしていかないと見た目にも変化は現れにくいです。ストレッチやウォーキングでも大丈夫ですので、無理しない程度に運動してみましょう。
マンジャロはダイエット目的で使用するなら自費診療
マンジャロは、2型糖尿病治療薬として日本で承認されている薬ですが、ダイエット目的での処方は保険適用外(自費診療)となります。なぜなら、健康保険を適用させるためには「医師が治療の必要性を認めた疾患に対して適用」という条件があるからです。
ダイエットは病気や怪我の治療ではなく、美容目的(審美治療)としての側面が強いため適用することができません。歯の矯正(一部除く)や、整形手術と同じような扱いになります。ただ、治療費を安く抑える方法はいくつか考えられます。
コスパを抑えるコツ
マンジャロを使ってコスパ良くダイエットするには、以下のようなことに気を付けてみましょう。
- マンジャロの含有量を5.0mg以下の抑える
- バランスの良い食事や適度の運動を取り入れる
- クール宅急便ではなく通常配送にする
- マンジャロがなくても痩せられる環境を整える
マンジャロは、含有量2.5mg~15mgで提供されていることが多いです。
含有量が少なければ少ないほど安くなり、2.5mgと10mgでは3倍以上の価格差になることも珍しくありません。含有量が多いと効果にも期待できますが、いきなり10mg以上を選ぶのではなく5.0mg以下で試してみることをおすすめします。
マンジャロを投薬しながら適度な運動を取り入れることで、体重減少だけでなく見た目もバランスの良い体型になります。筋肉が付くことで消費カロリーも上がりますし、最終的にはマンジャロを使わなくても体重・体型を維持できる環境になっているかもしれません。
もしオンラインクリニックを使う場合は、クール宅急便よりも通常配送でお願いするとコスパを抑えられます。通常配送の相場は1回あたり無料~550円、クール宅急便の相場は1回あたり2,200円ですので、長期間利用すればするほど価格差は大きくなるでしょう。
オンライン診療を活用しよう
手間やコストを抑えたい方は、オンライン診療を活用してみましょう。
- 24時間365日対応しているクリニックもある
- スマホ1台で予約から処方まで完結する
- 診察料が無料なことも多い
- 定期配送を使えば追加購入の手続きが必要ない上に安い
- 最短翌日には届くためすぐにダイエットを始められる
通院の手間がいらず、スマホ1台だけですべてが完結するのがオンライン診療の強みです。24時間対応のクリニック以外にも夜遅くまで対応しているクリニックも比較的多いため、社会人の方でも予約しやすいでしょう。時間帯によっては即日配送となり、最短翌日からダイエットを始めることができます。
クリニックに通う姿を見られることもありませんし、ダイエット治療薬を購入したことがバレないように梱包も工夫してくれます。配送料はかかってしまいますが、通常配送であれば550円が相場です。品質維持にこだわる場合は、2,200円ほどでクール宅急便を選ぶこともできます。
定期配送やまとめ買いを選択することで、1本あたりの料金を安く抑えることも可能です。とくに定期配送の場合、追加購入手続きの手間が必要ありません。自動決済・自動配送となっているため、注文忘れを防げます。注入間隔のズレがなくなりますので、効率的なダイエットに励むことができるでしょう。