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イソトレチノインはどこで買える?値段が安いおすすめクリニックや効果を解説

イソトレチノインはどこで買える?値段が安いおすすめクリニックや効果を解説 ニキビ治療

「清潔にしているのに、ニキビがずっと治らない…」「治ったと思ったらすぐにできるし、毎回症状が重くて困っている」など、ニキビに対する悩みは尽きません。とくに赤みが強かったり、まったく治る兆しが見えない重症ニキビだと誰かに会うのも嫌になりますよね。

そんな重症ニキビに悩まされている方におすすめなのが、『イソトレチノイン』というニキビ治療薬です。皮脂分泌を根本から抑えられますので、これまで改善しなかった重症ニキビにも効果が期待できます。しかし、聞いたことがない方も多く、どんな薬なのか不安に感じる方もいるでしょう。

この記事を読めば、イソトレチノインの特徴から期待できる効果について、副作用やリスクなどの安全性について知ることができます。イソトレチノインがお得に購入できるおすすめクリニックも紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

監修医師
監修医師
中澤 速和

2018年2月に東新宿駅前に、泌尿器科・腎臓内科・性感染症内科・婦人科の東新宿駅前クリニックを開院いたしました。

長年にわたる診療経験を生かし、尿失禁、前立腺肥大症、前立腺がん、ピル外来の他に男性更年期障害に伴う自律神経障害などメンタル面でのサポートを含めた幅広い泌尿器科系関連の診察を行います。

所属:日本泌尿器科学会、日本透析医学会

イソトレチノインはどこで買える?

まずは、そもそもイソトレチノインがどこで購入できるのか、逆にどういった施設では購入できないのか解説していきます。

医師の診断の下でしか処方できない

日本における医薬品の入手ルートの中で、イソトレチノインはどういった施設で購入できるのか見ていきましょう。

入手ルート 簡単な解説
購入できない ・ドラッグストア
・Amazonや楽天市場などのECサイト
日本では未承認薬のため、市販薬として流通していない。
購入できる ・医療機関(皮膚科)
・美容クリニック(対面)
最も一般的な入手ルート。
血液検査や診察を受けた上で処方される。
比較的安全性に配慮されており、何かトラブルがあっても対処しやすい。
・オンライン診療 スマホやパソコンなどを使って家から診察・処方を受ける方法。
最近増えていることもあり、多くの方が利用している。
・個人輸入 海外サイトから購入する方法。
リスクが高く安くもないため非推奨(詳しくは後述)。

このように、イソトレチノインの処方には医師の診断が必要になります。
つまり、ドラッグストアのような市場にはまったく流通していません。効果に期待できる分、気軽に入手できない点は覚えておきましょう。

市販されていない理由と通販サイトのリスク

イソトレチノインは日本で承認されていないため、処方箋なしに市販することができません。
それに加えて、イソトレチノインは「効果は非常に強いが、副作用リスクも大きい」という特性があります。医師が管理せずに、自己判断で安全に使うのが難しい薬とされているのです。

詳しい副作用やリスクは後ほど解説しますが、イソトレチノインには唇や皮膚が乾燥しやすくなる副作用や、肝機能異常や中性脂肪の上昇などが起こる可能性があります。服用時には定期的な血液検査が推奨されているほどで、体調や既往歴を踏まえた慎重な判断が必要です。

重症ニキビの治療効果に期待できる分、「軽症ニキビなら一瞬で治るのでは?」という思い込みが発生する危険性もあります。実は軽症ニキビで服用してしまうと、治療効果よりも副作用リスクの方が上回ってしまう可能性があるのです。このように、さまざまなリスクがあるため気軽に購入できないのです。

個人輸入はNG

薬の入手ルートとして、「個人輸入」というものがあります。海外サイトを経由することで、処方箋なしで薬を購入する方法です。一見便利そうに見えますが、厚生労働省や一般社団法人偽造医薬品等情報センターでは個人輸入に対して注意文を出すほどのリスクがあります。

  • 偽薬の可能性がある(まったく効果がない)
  • 成分量が不正確で強い副作用が出る可能性もある
  • 「医薬品副作用被害救済制度」の対象外になりやすい
  • 送料や手数料を考えるとそこまで安くない

最大の問題は、「届いたイソトレチノインが果たして本物なのか?」というのを正確に判断できない点です。もし偽薬で副作用が発現して体調を崩してしまった場合、「医薬品副作用被害救済制度」の対象外になる可能性が高いのも個人輸入がおすすめできないポイントの一つです。

価格もそこまで格安ではありませんので、安全性や副作用のことを考えて皮膚科や美容クリニックで処方してもらうようにしましょう。
参照:あやしいヤクブツ連絡ネット

イソトレチノインの値段相場は?人気クリニックの料金比較

※表はスクロールできます
イソトレチノイン20mg 診察料 送料
東京ミレニアルクリニック 4,500円~ 初診料:無料
再診料:1,650円
550円
アクチュアリー 3,500円~
※12ヶ月分のまとめ買い時
初診料:無料
再診料:1,500円
550円
クリニックフォア 8,470円~*¹ 1,650円 550円
elife 9,600円~ 無料 770円
デジクリ 8,470円 初診料のみ:1,650円 全国一律:550円
クール便の場合:1,100円
渋谷スクランブル皮膚科 13,000円 初診料:3,000円
再診料:1,500円
要問合せ
フィットクリニック 5,800円 無料 385円~
あしたのクリニック 10,000円~ 無料 要問合せ

※1 イソトレチノイン20mg(単品)6ヶ月分(総額:50,820円)の1ヶ月あたりのお薬代。別途、診察料1,650円、送料550円/回がかかります。

イソトレチノインの費用相場を見てみると、「4,500円~10,000円前後」でした。他にもイソトレチノインを提供しているクリニックはありますが、5,000円以下であれば安いクリニック、5,000~10,000円であれば普通、10,000円以上だと高いクリニックといった印象があります。

診察料に関しては、初診料・再診料ともに半分くらいのクリニックが無料でした。初診料は無料だけど、再診料はかかるクリニックもありますので、カウンセリング時にしっかりと確認しておきましょう。配送料はどこも有料で、こちらは550円前後が相場です。

イソトレチノインは皮膚科でも処方してもらうことはできますが、オンライン診療の方が手間もかからず薬代も安い傾向にあります。ただ、皮膚科による対面診療だと直接肌を確認してもらえるというメリットもありますので、自分の目的に合った方を選ぶと良いでしょう。

対面診療:直接ニキビの状態を確認してもらえるが、通院の手間や費用は高め
オンライン診療(おすすめ):カメラによる診察だが、通院の手間がいらず費用も安めの傾向あり

イソトレチノインが安いおすすめオンラインクリニック

ここからは、イソトレチノインを提供しているおすすめオンラインクリニックを紹介していきます。

東京ミレニアルクリニック

東京ミレニアルクリニックのニキビ治療

料金プラン(1ヶ月分) 4,500円~
診察料 初診料:無料
再診料:1,650円
オンライン診療 7:00~24:00(年中無休)
送料 550円
支払い方法 ・クレジットカード決済
・デビットカード
・あと払い(ペイディ)
・銀行振込
・Amazon Pay

東京ミレニアルクリニックは、スマホで完結するオンライン診療サービスです。診察を受けるのに専用アプリは必要なく、LINEがあればすべて完結します。診療時間も7:00~24:00と非常に長めで年中無休となっていますので、仕事で忙しい方や近くに専門クリニックがない方でも気軽に利用可能です。

イソトレチノインは効果に期待できる分、副作用も少し出やすい性質があります。東京ミレニアルクリニックでは、ニキビの重症度や副作用の有無を確認しながらイソトレチノインの用量を調整してくれます。効果と副作用リスクのバランスを医師が判断してくれるため、治療を進めやすい環境が整っています。

イソトレチノインの費用は、1ヵ月あたり4,500円から始めることができます。業界最安値レベルの安さとなっており、初診料もかかりません。今なら友達紹介で3,000円OFFを受けられるチャンスでもありますので、もしニキビに困っている知り合いがいれば一緒に診療を受けるのもおすすめです。

もし治療中に副作用や不安なことがあっても、すぐにLINEで相談できる環境を整えています。イソトレチノインで効果が感じられなかった場合、全額返金制度が用意されているのも始めやすいポイント。まずはLINEから気軽に相談してみてください。

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アクチュアリー

アクチュアリーのニキビ治療

料金プラン(1ヶ月分) 12ヶ月分まとめ買い:3,500円/月
6ヶ月分まとめ買い:4,700円/月
都度購入(1ヶ月分30錠):6,450円
※価格はイソトレチノイン20mg
診察料 初診料:無料
再診料:1,500円
オンライン診療 9:00~23:00
送料 550円
支払い方法 ・クレジットカード決済
・デビットカード決済

アクチュアリー(Actually)は、累計利用者数25,000人を突破した実績のあるオンライン診療サービスです。診療時間は9:00~23:00となっており、通院時間もいらないため仕事終わりでも気軽に予約することができます。忙しい方や、近くに美容皮膚科がない方でも安心です。

オンライン診療で対応してくれるのは、多くのニキビ治療に携わってきた医師です。最初から最後まで医師管理の下で治療を進められるため、副作用や併用禁忌薬を確認しながら服用できます。もし何か問題やトラブルが発生した場合でも、すぐに対処することが可能です。

アクチュアリーは「国内最安水準」でイソトレチノインを提供しています。1ヵ月あたり3,500円で始めることができ、初診料もかかりません(※再診料はかかる)。イソトレチノインは自由診療になりますので、費用負担が大きく抑えられるのは他のクリニックにはない強みになるでしょう。

また、全額返金制度を導入しています。「アクチュアリーで診察を受けて処方された方」、「30錠プランを購入された方」「今までイソトレチノインを処方されたことがない方」など条件はありますが、この制度のおかげで安心して試すことが可能です。

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クリニックフォア

クリニックフォアのニキビ治療

料金プラン(1ヶ月分) 20mg×30錠:8,470円~※
診察料 1,650円
オンライン診療 7:00~24:00
※診療時間は、土日祝日をはじめ日によって異なる場合あり
送料 550円
支払い方法 ・クレジットカード決済
・デビットカード決済
・GMO後払い
・Jamm(銀行引き落とし)
・Amazon pay
・Paidy
・代金引換

クリニックフォアは、オンライン診療を中心にサービス展開しているクリニックです。知名度が高く、診療実績も豊富なため初めての方でも安心して予約・診察を受けることができます。カウンセリングから薬の受け取りまですべてオンラインで完結可能です。診療時間も7:00~24:00と非常に幅広いです。

イソトレチノインは継続治療が重要ですが、クリニックフォアでは定期配送に対応しています。薬切れや注文忘れを防げますので、治療を効率的に進めやすいです。配送料はかかってしまいますが、1回あたり550円なのでそこまで大きな負担にはなりません。

クリニックフォアでは、イソトレチノイン以外のニキビ治療にも積極的に提供しています。軽症ニキビや再発ニキビだった場合、イソトレチノインよりも向いている治療薬は多いです。診察の結果イソトレチノインの処方が難しくても、他の治療法を提案してもらえるため安心です。

イソトレチノインの費用は、1ヵ月あたり8,470円から始めることができます。価格帯としては相場くらいですが、診察代として1,650円がかかることも覚えておきましょう。支払方法が非常に豊富で、現金がなくてもクレジットカード決済やGMO後払い、Paidyといった後払いサービスも利用できます。

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※イソトレチノイン20mg(単品)6ヶ月分(総額:50,820円)の1ヶ月あたりのお薬代。別途、診察料1,650円、送料550円/回がかかります。

elife

料金プラン(1ヶ月分) 【20mg定期便】
1ヶ月毎:11,980/月
3ヶ月毎:9,600円/月
診察料 無料
オンライン診療 7:00~22:00(年中無休)
送料 770円
支払い方法 ・クレジットカード決済
・Paidy

elifeは、7:00~22:00の時間帯で診療しているオンライン診療サービスです。スマホやパソコンがあれば診察予約・問診・処方まですべて完結し、薬も自宅に配送されるため時間に縛られません。目立たない梱包になっていますので、家族や近所の方にバレるリスクも低いです。

LINEやメールによる相談サポート体制が整っています。乾燥による副作用が発現しやすいため、服用中に不安を感じやすいです。そのため、相談しやすい環境が整っているのは大きな強みと言えるでしょう。医師管理の元で治療を進められるため、長期的な服用でも安全性にも期待できます。

ニキビ治療では、イソトレチノイン以外にも「トレチノイン」や「ハイドロキノン」といった外用薬も用意されています。重症ニキビの治療や改善だけでなく、色素沈着や毛穴の詰まり、小じわ改善など複数の悩みを合わせて改善していくことができるのです。

elifeでは、診察代がかかりません。20mgのイソトレチノインであれば、1ヶ月毎なら11,980、3ヶ月毎なら1ヵ月あたり9,600円で処方してもらえます。ロイヤリティポイントを貯めることも可能で、貯まったポイントは決済時に使うことも可能です。

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デジクリ

料金プラン(1ヶ月分) 20mg(定期配送):8,470円
40mg(定期配送):16,940円
診察料 初診料のみ:1,650円
オンライン診療 24時間対応
送料 全国一律:550円
クール便の場合:1,100円
支払い方法 ・クレジットカード決済
・デビットカード決済
・コンビニ後払い(NP後払い)
・代金引換
・医療ローン(メディカルローン)

デジクリは、24時間いつでも診察を受けられるオンライン診療を提供しています。診察から処方まですべてオンラインで完結できますので、スマホやPCさえあれば場所問わず受診できるのが強みです。予約すれば待ち時間や移動時間もないため、仕事や学校と両立しながら治療を続けやすいのも強みです。

デジクリのイソトレチノインは、20mg~80mgと幅広い用量が用意されています。症状や性別、体重などに応じて調整できますので、改善効果だけでなく副作用リスクに配慮しながら調整可能です。不安な方は、まずは20mgから始めてみると良いでしょう。

イソトレチノインは改善効果の高い薬ですが、乾燥や鼻血などの副作用リスクもあります。デジクリではニキビ治療に多く携わってきた医師が在籍しており、徹底した医師管理のもとで治療を受けられます。副作用が発現してもすぐに対応してもらえますので、安心して重症ニキビを治していくことができるでしょう。

イソトレチノインは定期配送で送られてきますので、注文忘れといったミスを防ぐことができます。費用は20mgで8,470円、40mgで16,940円です。初診料や配送料もかかってきますので、体質やニキビの状況、予算と見合った方を選択するようにしましょう。

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イソトレチノインの効果と副作用について

ここからは、イソトレチノインにどういった効果が期待できるのか、服用する際に注意すべき副作用やリスクはどんなものがあるのか解説していきます。

ニキビへの作用と改善の仕組み

イソトレチノインのニキビに対する作用機序は、以下のようになります。

イソトレチノインの作用機序

①:皮脂腺の活動抑制 皮脂腺を萎縮させることで、皮脂の分泌量を大幅に減少させる。
皮脂分泌量が減ると、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖環境を奪える。
②:毛穴の詰まり改善 毛穴の角化異常を正常化し、毛穴の詰まりを防止する。
毛穴詰まりが改善されれば、ニキビの初期段階である面皰の形成を抑制できる。
③:抗炎症作用 ニキビによる炎症を抑え、赤みや腫れが軽減される。
④:抗菌作用 アクネ菌の増殖をより抑制させ、悪化や再発を防止する。

イソトレチノインの最も大きな効果は、皮脂分泌を大幅に抑えてコントロールできることです。ニキビの原因であるアクネ菌の栄養源は「皮脂」ですので、イソトレチノインによって皮脂分泌が抑えられれば栄養源が絶たれてアクネ菌は生存することができません。

他の薬よりも効果が強いのは、イソトレチノインは皮脂腺細胞のアポトーシス(細胞死)を起こすほどの効果があるからです。服用後数週間ほどで、顔のベタつきやテカリが消えたと感じるほどの効果があり、寝起きの肌の感触に変化を感じる方もいます。

それに加えて、イソトレチノインは表皮のターンオーバーを促進させますので、ニキビの始まりである「微小面ぽう」と呼ばれる毛穴詰まりも改善できます。

内部に皮脂が溜まりにくくなりますし、すでに詰まっている角栓も徐々に排出されていきます。数週間もすれば、指で触れた時のザラつきの改善を実感しやすくなるでしょう。

効果が出るまでの期間

続いて、イソトレチノインの服用を始めてどのくらいで効果が出始めるのか、いつまで服用を続けるのかの目安について解説していきます。

1ヶ月目 一時的にニキビが悪化する「好転反応」が起きるケースもあるが、皮脂の減少を感じ始める。
唇の乾燥が始まることもあるため、保湿できるように準備しておく。
2~3ヶ月目 新しいニキビが形成されにくくなり、既存のニキビは枯れていく。
乾燥が顕著になるため保湿が重要になる。
4~5ヶ月目 赤みが落ち着き、肌の凹凸も滑らかになる時期。
ニキビ跡の色素沈着も薄くなり始めるため、肌変化を実感しやすい時期。
6ヶ月目 ニキビが落ち着き、肌質が安定するのがこの時期。
新しいニキビが現れない状態が続くことで治療完了と判断される。

一般的には約6ヵ月ほどで治療は終了しますが、自分で判断するのは危険です。医師に肌の状態を確認してもらい、服用の必要がないと判断されて治療完了となります。不安な方は、定期検診などで現在の状態や、どのくらいで完治しそうかの目安を聞いておきましょう。

副作用と対処について

イソトレチノインは効果の強いニキビ治療薬ですが、それに比例して副作用が出る範囲も広いです。正しく使用すれば症状を抑えることもできますので、まずはどういった副作用が発現しやすいのか見ていきましょう。

発現リスクのある副作用
皮膚症状 乾燥・赤み・光線過敏症・脱毛・ニキビの一時的な悪化
乾燥 唇・皮膚・鼻粘膜の乾燥・乾燥による鼻出血・ドライアイ(目の渇き)
精神神経系 うつ症状(以前に報告があったが、現在は因果関係がはっきりしていない)
器官障害 肝機能異常(ASTやALTの上昇)・炎症性腸疾患・筋骨格痛・膵炎
聴覚障害・視覚障害 耳鳴り・聞こえにくい・角膜混濁・夜間の視力低下
妊娠 先天異常・催奇形性
その他 頭痛・めまい・嘔気・嘔吐・強い倦怠感や疲労
出典:尋常性痤瘡治療ガイドライン 2017
最も一般的なのが、皮脂分泌が抑えられることによる乾燥です。肌だけでなく唇や鼻の粘膜も乾燥してしまうため、リップクリームやクリームによる保湿が必要になります。その他にも器官障害など、放置しておくと重篤な副作用につながる可能性もありますので、早めの対策が必要です。

副作用が出たときの対処法

イソトレチノインには上記のような副作用がありますが、ある程度は対処することができます。

・乾燥症状
肌の乾燥が気になる場合は、唇にはワセリンや低刺激のリップクリーム、肌には保湿力のあるクリームやローションを塗布しましょう。刺激が強いと悪化する可能性があるため、低刺激の商品を使うことが重要です。クリニックによっては、専用の保湿剤などを処方してくれます。

・体の痛み
症状が軽度の場合、イソトレチノインの服用は継続可能です。もし症状が強くなった際には、医師に相談した方が良いです。

・頭痛
頭蓋内圧が亢進することで、軽度な頭痛が起こるケースもあります。イソトレチノインの服用を休止したり、市販の鎮痛剤で対処することもできますが、もし収まらない場合は医師に相談しましょう。

副作用が出たらすぐに対処することも大事ですが、定期検診や血液検査をして事前に防ぐことも重要になっています。血液検査を行うことで、肝機能障害や脂質に関する異常の早期発見ができるのです。

注意すべき人・併用禁忌

イソトレチノインは誰でも自由に服用できる薬ではなく、いくつか併用禁止薬や併用注意の方がいます。それらをしっかりと把握して服用しなかった場合、副作用が強く出たり、重篤な副作用につながる可能性があるため注意が必要です。

併用禁忌薬・併用注意(一部)

名称・種別 簡単な解説
ビタミンA製剤・サプリメント ・ビタミンA内服薬
・高用量ビタミンAサプリ
ビタミンA過剰症による副作用リスクが高まるため。主に頭痛・吐き気・肝機能障害など。
テトラサイクリン系抗生物質 ・ミノサイクリン
・ドキシサイクリン
・テトラサイクリン
頭蓋内圧亢進(偽脳腫瘍)のリスクがすでに報告されているため。
ステロイド内服薬の長期内服 ・プレドニン
・セレスタミン
禁忌ではないものの、長期併用することで骨粗鬆症リスクが上がる可能性あり。
妊娠中・妊娠の可能性がある ・妊娠中
・妊娠予定
・適切な避妊ができていない場合
強い催奇形性があるため、妊活中や妊娠中の使用は厳禁とされている。
他のレチノイド製剤 ・トレチノイン外用
・アダパレン
・レチノール高濃度化粧品
皮膚刺激・乾燥・炎症が強く出る可能性があるため、併用は医師判断が必要。
角質ケア・ピーリング系成分 ・サリチル酸
・グリコール酸
・ピーリング石けん
皮膚バリアの低下が考えられるため、ヒリつきや皮むけ、赤みの悪化につながる恐れあり。

とくに注意したいのが、妊娠中・妊娠する方に対する処方です。イソトレチノインの副作用の中に「催奇形性」が報告されているからです。そのため、女性がイソトレチノインを服用する際には妊娠の有無だけでなく、適切な避妊が必要になります。それに加えて、授乳や献血も避けるようにしましょう。

ただ表で記載した禁忌薬や注意すべき人はほんの一部であり、実際には他にも併用禁忌薬や注意すべき方はいます。そのため、カウンセリングや診察時に現在服用している薬や妊娠の有無、病気歴はしっかりと伝えるようにしましょう。

参考文献:重症痤瘡患者の頻度および経口イソトレチノインに対する皮膚科医の意識調査

イソトレチノインのメリット・デメリット

ここからは、イソトレチノインを服用することのメリット・デメリットについて簡単に解説していきます。

メリット①:重症ニキビにも対応できる

イソトレチノイン最大のメリットは、「重症ニキビ」に対応できるニキビ治療薬という点です。むしろ、「重症ニキビだからこそ強い効果を発揮する治療薬」とも言えるでしょう。市販されている外用薬や、処方された抗生物質でニキビが改善しにくい場合の切り札的な存在です。

塗り薬では効果がなかった赤く腫れたニキビでも、イソトレチノインで皮脂分泌を根本から抑えればニキビの発生源そのものにアプローチできるのです。実際、海外の皮膚科ガイドラインでは重症ニキビや難治性ニキビに対して、イソトレチノインが第一選択として推奨されることもあります。

メリット②:皮脂分泌を抑えてニキビの再発を防ぎやすい

イソトレチノインは、皮脂腺そのものを縮小させますので、皮脂分泌を長期的に減らす働きに期待できます。そのため、ニキビの原因となる毛穴詰まりやアクネ菌の増殖を起こしにくい肌環境にできるため、ニキビの再発を防ぎやすいとされています。

実際、海外においても難治性ニキビ治療の標準的な選択肢として使われていますし、再発率を下げる目的でも注目されている薬でもあるのです。ただし、完全に再発しなくなるわけではありません。体質やホルモンバランス、生活習慣の乱れによっては再びニキビができてしまう可能性はあります。

それに加えて、服用量や総投与量が不足すると再発率が高くなるとされています。そのため、自己判断で中断するのはNGです。副作用などが辛くて中断したい場合は必ず医師に相談し、減薬や休止など指示に従うようにしましょう。

メリット③:長期的に見ると通院回数や治療コストを抑えられる

上記でも解説した通り、イソトレチノインにはニキビの再発を防ぐ効果に期待できます。基本的に6ヵ月前後は服用しないといけないため、短期的なコストだと市販薬と比較して高額です。しかし、長期的に見ると「再発リスクが低い」ためコストは抑えやすいでしょう。

再発リスクが低いということは、それだけ通院する回数も減るということです。服用期間は定期検診や血液検査のため通院しなくてはいけませんが、体質や肌環境が改善して再発しなければ通院する必要もありません。こういったことから、イソトレチノインは長期的な費用負担を抑えやすい治療薬なのです。

デメリット①:乾燥などの副作用が出やすい

皮脂分泌を抑える効果はニキビ治療においてはメリットに働きますが、逆に肌の潤いを保つ皮脂も減少してしまいます。その結果、皮膚のバリア機能が一時的に低下し、肌が乾燥しやすい環境になるのです。乾燥することで、多くの副作用を併発してしまうリスクがあります。

最も多いとされているのが唇の乾燥で、リップクリームが手放せなくなる方も少なくありません。その他にも顔や体の肌が乾燥し、粉をふいたりつっぱり感が出たりすることもあります。目の乾きや鼻の中が乾燥して出血しやすくなるなど、日常生活で不便に感じることもあるでしょう。

ただし、これらはある程度ケアすることができます。例えば、保湿力の高いスキンケアを徹底する、洗顔は低刺激の商品を使う、こまめに点眼薬やリップクリームを使用するなどです。もし症状が強い場合には医師に相談して用量を調整したり、一時的に休薬することで対処できます。

デメリット②:定期的な診察・検査が必要になる

イソトレチノインは皮脂分泌を強力に抑えられる一方で、体内にも強い影響を及ぼす可能性がある薬です。その中でも、自覚症状が出にくいのが肝機能への負担や血中脂質の上昇です。これらは血液検査を行わないと気付けないことも多いため、定期的な血液検査を行って数値の変化を確認する必要があります。

イソトレチノインの効果が効きすぎると副作用が強く出てしまい、逆に少なすぎると効果が不十分になる可能性があります。そのため、定期検診にてニキビの改善状況や乾燥の程度などを確認することが重要です。それを元に医師が用量を微調整しますので、安全性と効果のバランスを取ることができます。

イソトレチノインは、妊娠中の方に処方することができません。そのため女性に処方する場合は、服用前および服用中に妊娠していないか確認する必要があります。海外でも妊娠中や妊娠予定の方に対する処方は厳格な管理が求められていますので、どれだけ重要なことかが分かると思います。

検診頻度はどのくらい?

一般的には、「服用開始前に1回、その後は1ヶ月ごと」が目安とされています。ただし、状態が安定していれば医師の判断の元で間隔を延ばす場合もあります。もし来院が難しい方でも、最近ではオンライン診療にて定期検診を受けることもありますので、通院の負担は大幅に減っている印象です。

デメリット③:自由診療のためコストがかかりやすい

イソトレチノインは日本において未承認薬のため、健康保険が適用されない自由診療となっています。そのため、3割負担の保険診療と比較して高くなりがちです。診察代+血液検査+薬代がすべて10割負担だと考えれば、どれだけ負担が大きいかよく分かると思います。

ただ、「イソトレチノイン1回分が異常に高い…」というよりは、自由診療+継続治療が前提のため総額が高くなるイメージと言えるでしょう。1ヵ月の相場としては、薬代だけでも10,000~20,000円ほどはかかってしまいます。そこに再診料と必要であれば検査費も毎月かかりますので、総額だと1ヵ月20,000~40,000円ほどになるでしょう。

イソトレチノインは短期で終わる薬ではなく、4~6ヵ月以上の服用が一般的です。そのため、総額だと約10万~20万円程度が目安になることもあります。「保険が適用されない・処方するためには事前検査が必要・継続治療が前提」の3つが重なるため、短期的に見るとイソトレチノインのコストは高いのです。

保険診療は国が薬の価格を決めていますが、自由診療はその名の通り各医療機関が自由に価格を設定できます。つまり、月5,000円で購入できるクリニックもあれば、月30,000円もかかるクリニックもあるということです。提供しているサービスや、設備の導入具合で料金に差が出る傾向にあります。

安く抑えるためのコツ

  • オンライン診療を活用する
  • キャンペーンや割引制度を活用する
  • 定期配送やまとめ買いなどを利用する
  • 診察料、カウンセリング料が無料のクリニックを選ぶ

イソトレチノインが向いている人・向いていない人

最後に、イソトレチノインが向いている方・向いていない方の特徴を見ていきましょう。

イソトレチノインが向いている人

以下のような方は、イソトレチノインの服用が向いています。

向いている人

  • 重症ニキビや再発に悩んでいる人
  • 他の治療で改善しなかった人
  • 短期間で集中的に改善を目指したい人
  • 皮脂量が多くテカリやすい人
  • ニキビ跡をこれ以上増やしたくない人
  • 長期的な治療にも忘れず行える人

イソトレチノインがとくに向いている方は、「中等度~重症ニキビを繰り返している人」です。赤ニキビや膿を伴う炎症性ニキビが顔全体にできている方、背中などにも広がっている方にもイソトレチノインの服用が検討できます。市販の塗り薬やスキンケアで改善しない場合は、有力な選択肢になるでしょう。

それに加えて、ニキビ跡が残りやすい方にも向いている治療薬です。炎症を繰り返すとクレーター状の跡ができるケースもありますが、皮脂分泌そのものを抑えることで悪化予防につながる場合があります。そのため、皮脂量が多かったり常にテカリや毛穴詰まりを起こしやすい方も検討しやすいです。

イソトレチノインは一般的に4~6ヵ月以上の服用が必要になりますので、継続して治療を続けられる方に向いています。それに際して総額コストも100,000円以上になることも多いため、ニキビ治療に使える予算に余裕がある方向けとも言えるでしょう。

イソトレチノインが向いていない方

向いていない人

  • 副作用リスクが高い人
  • 軽度ニキビの人
  • 妊娠中、妊娠の可能性がある人

軽度ニキビの場合、市販のニキビ治療薬や生活習慣改善でコントロールすることができます。そのため、イソトレチノインを服用しての治療には向いていません。副作用リスクのことを考えると、イソトレチノインを使う必要はないと言えるでしょう。

乾燥症状が出やすい性質もありますので、肌の乾燥に弱い方もイソトレチノインの服用は負担に感じる可能性があります。唇の荒れや目の乾燥、皮むけなどが日常的に起こる方は悪化する恐れもありますので、イソトレチノイン以外の治療法を検討した方が良いかもしれません。

とくに注意してほしいのが、妊娠中もしくは妊娠予定のある人です。イソトレチノインには強い催奇形性のリスクがあり、胎児へ重大な影響を及ぼす可能性があります。そのため、妊娠中は服用できませんし、服用中は厳格な避妊が必要です。妊娠管理が難しい場合には、処方されない可能性があります。